ジョセフ、スミスの見神録、、、(21)

ニューヨーク州オンタリオマンチェスターの村の近くに可なりの大きさの丘が一つある、其処は其の界隈切っての高い丘である、此の丘の頂上から遠く無い西側の所に可なりの大きさの石があって其の石の下に在った石の箱の中に版が置かれて居た、此の石は厚みが在って、上部の中央が丸みを帯びており、縁に行くに従って薄く成って居たので其の中央部は地上に見えていたが、縁は総べて土に覆われて居た、私は土を取り除いててこを一本手に入れ、其れを其の石の縁の下に差込んで僅かな力で其れを持ち上げた、中を覗き込むとあの使者から言われた様に実際に其処に版とウリムとトンミムと胸当てが見えた、其れ等が納められて居た箱はある種のセメントの中に石を置いて造った物である、箱の底には横向きに二個の石が置かれ、其の石の上に版と其の他の物が一緒に載せられて居た、

私は其れ等を取り出そうとしたが、あの使者に止められた、そして、其れ等を出す時は未だ来て居無い事を再び知らされた、又、其の時から四年経た無いと其の時は来無いとの事であった、其の方は私に、其の時から丁度一年目に其の場所に来る様に、相すれば彼が私に会って下さる事、又版を手に入れる時が来る迄私は其れを続け無ければ成らない事を告げられた、

其れで私は命じられた通りに一年毎に其処へ行き、其の度にあの使者にお会いした、そして、お会いする度に、主が何を行おうとして居られるか、又終りの時に主の王国がどの様に指導されるべきかに関して其の方から指示と知らせとをうけた、、、と有ります、。