歴史、、、(奇跡)6、

私が前に述べた様に、彼等が神に背いて歩き回って居た時に、見よ、主の天使が彼等に現われた、其の天使は、まるで雲に包まれて来たかの様に降って来て、さながら雷の様な声で語り、其の声は彼等の立って居る大地を震わせた、彼等は其の為に酷く驚き、地に倒れた、しかし、彼等には天使の語った言葉が分からなかった、其れでも天使は、又大声で言った、アルマよ、起き上がって立ちなさい、貴方は何故神の教会を迫害するのか、主はかって、此れは私の教会で在る、私が此れを設ける、私の民の背きの他に、此れを覆す物は無い、と言われた、、、、さて見よ、貴方は神の力に抵抗する事が出来るか、私の声は大地を震わせているでは無いか、貴方には、私が貴方の前に居るのが見え無いか、私は神から遣わされた者である、、、アルマよ、私は貴方に言う、行きなさい、此れからはもう教会を滅ぼそうとしては成らない、例え貴方自身が捨てられ様とも、彼等の祈りが聞き届けられる為で在る、そして天使は去って行った、

さて、アルマと共に居た者達も、酷く驚いて、再び地に倒れた、其れは、自分の目で主の天使を見、天使の声が雷の様で有って大地を震わせ、又大地を震わせて其れが引き裂ける程に揺り動かせるのは、神の力の他に無い事を、知ったからで有る、此の時アルマは酷く驚いた為に物が言えなく成った、口を開く事が出来なく成ったので有った、、、と有ります、。モルモン書。