歴史、、、(奇跡)4、

さて、王が此の様に語り終えると、民は皆集まり、自分達の剣と、かって人の血を流す為に使ったあらゆる武器を取って来て、其れを地中深く埋めて仕舞った、、、、

さて、彼等の同胞であるレーマン人は戦いの準備を整え、ニーファイの地に向かって来た、彼等が目的としていたのは、王を殺して他の者を代わりに立て、アンタイ、ニーファイ、リーハイの民も又其の地から滅ぼし尽くす事で有った、

さて、アンタイ、ニーファイ、リーハイの民は、レーマン人が攻めて来るのを見ると、出て行って彼等に合い、彼等の前で地に身を伏せて、主の名を呼び始めた、彼等が此の様な姿勢を取って居た所、レーマン人は彼等に襲いかかり、彼等を殺し始めた、此の様にして、レーマン人は何の抵抗も受ける事無く、アンタイ、ニーファイ、リーハイ人を千五人殺した、、レーマン人は其れを見て、彼等を殺すのを止めた、そして、多くの者が自分達のした事を悔い、剣に倒れた同胞の為に酷く心を痛めた、そして、此れ等の者は自分達の武器を投げ捨て、人を殺して来た事に酷く苦しみを覚え、二度と武器を取ろうとしなかった、其れから彼等は、同胞と同じ様に身を伏せて、彼等を殺す為に腕を振り上げた者達の成す侭に任せたので有った、そして其の日、殺された人の数よりも

多くの者が神の民に加わった、、、、と有ります、。モルモン書。