歴史、、、(奇跡)29、

さて、私達の記録に依れば、私達は此の記録が真実で有る事を知って居るが、其れは記録を書き継いだのが正しい人で在ったからである、其の人は、イエスの名に依って実際に多くの奇跡を行なった、自分の罪悪から悉く清められ無ければ、イエスの名に依って奇跡を行なえる人は誰も居なかった、

さて、私達の時の計算に付いて此の人が間違いをして居なければ、第33年が過ぎ去った、そして民は、レーマン人の預言者サムエルに依って知らされた印、即ち地の面に三日間暗闇が続く時を、大きな期待を持って待ち望む様に成った、又、非常に多くの印が現われていたにも関わらず、民の中には酷い疑いと論争が起った、

さて、第34年1月4日に、全地に此れ迄に全く知られて居無い様な大きな嵐が起った、激しく凄まじい暴風雨もあった、凄まじい雷があり、正に引き裂く程に全地を揺り動かした、更に強烈な稲妻があった、そして、ゼラヘムラの町に火が着いた、モロナイの町は海の深みに沈んで、其処に住む者は溺れた、又、地がモロナイハの町の上に持ち上がり、其の町の在った処に大きな山が出来た、、、、地の全面が変わって仕舞った、、、、と有ります、。モルモン書。