歴史、、、(奇跡)33、

さて、ニーファイの民の大勢の群集がバウンテフルの地に在る神殿の周りに集まり、互いに驚き、不思議に思い、又、各地に起った大いなる驚くべき変化について互いに話合って居た、其の時、天から発せられる様な声が聞こえた、其れは耳障りな声では無く、大きな声でも無かったが、小さな声で有りながら、聞いた人々の心の中まで貫いたので、彼等の全身は悉く震えた、其の声は彼等に語った、

私の愛する子を見なさい、私の心に適う者である、私は彼に依って、私の名に栄光を加えた、彼に聞きなさい、、、、すると見よ、天から一人の男の方が降って来られるのが見えた、此の御方は白い衣を着て居られ、降って来て群集の中に立たれた、全群集の目が此の御方に注がれたが、彼等は互いの間でさえ、敢て口を開こうとはしなかった、又彼等は、自分達に御姿を現わされた御方を天使で有ると思ってが、此れが如何言う事なのか分からなかった、

其処で、此の御方は、片手を差し伸べて人々に言われた、見よ、私はイエスキリストであり、世に来ると預言者達が証した者である、、、、と有ります、。モルモン書。